１４日に現役引退が発表されたエフフォーリアと、全１１戦でコンビを組んだ横山武史騎手
１４日に現役を引退し、種牡馬入りすることが発表されたエフフォーリア（美・鹿戸、牡５）。一夜明けた１５日、デビューから全１１戦の手綱を取り続けてきた横山武史騎手が相棒の引退に寄せ、思いの丈を語った。なお、エフフォーリアは天候の影響なども考慮し、美浦トレセンの退厩日が当初より１日早まり、１６日に出発する。福島県のノーザンファーム天栄を経由し、北海道安平町の社台スタリオンステーションにスタッドインする予定だ。


◆横山武史騎手「まずはエフフォーリアに対し、ありがとう、お疲れさまでしたという気持ちです。そして全１１戦で手綱を任せてくださったオーナーサイドや鹿戸雄一調教師をはじめ、関係者の方々には深く感謝を申し上げます。エフは、いつも頑張っていました。またエフと一緒に勝ちたいとの思いで毎回のレースに騎乗していましたが、京都記念のレース後、それ以上に無事にキャリアを終えてほしいという気持ちも強くなりました。うれしいことも悔しいことも含め、エフには貴重な経験をさせてもらいました。初めて背中にまたがったときの感触、皐月賞の感動、ダービーで味わった悔しさは今も忘れられません。エフフォーリアと過ごした日々は一生、忘れられません。間違いなく、今の僕を作ってくれた一頭です。エフは大人な面もあれば子供っぽいところもあり、かわいかったです。いつも一生懸命に頑張ってくれますし、こんな素晴らしい馬に出会えた僕は本当に幸せ者です。（引退は）とても残念に思いますが、エフが幸せな馬生を過ごしてくれることを願っています。今までありがとう！　エフフォーリア！！」